ブルース系スケール
ブルース系と呼ばれるスケールは大きく2つあります。どちらもアドリブには欠かせないスケールなので是非覚えましょう。ブルースに馴染みがない方はこのテキストがお勧めです。
ペンタトニックスケール
メジャースケールの4度と7度の音を抜いた音階がペンタトニックスケールになります。ヨナ抜きとも呼ばれます。メジャーとマイナーがあるのですが、通常はペンタトニックスケールといえばメジャーペンタトニックを指します。
■C メジャーペンタトニック
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一方マイナーペンタはメジャーペンタトニックの平行調(長6度)から開始した音階で、音の並びは同じです。例えばCメジャーペンタトニックのラの音から開始するとAマイナーペンタトニックスケールになります。
■A マイナーペンタ
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このスケールはその曲の調(キー)に依存し、各コードに依存しない性質があるため、あらゆる楽曲で頻繁に使用できます。実際ロックなどのソロではペンタトニックのみで弾かれることが多く、ジャズでも転調の少ない曲ならばこのスケール1発でアドリブする事も可能です。関連動画も参考にしてください。
ブルーススケール
マイナーペンタトニックスケールにb5(#4)の音を追加したスケールで、ペンタトニックよりも泥臭く、より湿っぽいフィーリングが得られます。ちなみにこのスケールはブルーノートスケールと呼ばれることもありますが、ブルーススケールと同じものです。(b5がブルーな音とされていたため)
■C ブルーススケール
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このスケールもペンタトニック同様、コードに依存しないため、スケール1発でアドリブする事が可能です。