How To Play Introduction

イントロの出し方

ある程度の技術が身に付いて、弾ける曲も2〜3曲できた。さてジャムセッションでも行ってみようかと思った時、必ずぶつかる問題があります。これはピアニストの宿命とも呼ぶべきもので、ソロピアノでもそうですが、特にバンドで演奏する場合、演奏曲のイントロをどう弾くかということがあります。

もちろんギターなど、他のコード楽器がいる場合はイントロはそちらに振るのも1つの手です。しかし上達するにつれて、いつまでもそうしてはいられない、ということには誰もが気づくはずです。

最大の緊張と腕の見せ所

はっきりしているのは、イントロが巧くできるようになると、演奏レベルがUPします。というよりも、演奏レベルがUPしたからイントロができる、といったほうがよいです。上手なイントロにはそれだけの緊張感と高いレベルが必要になります。しかしやはりこれもこのサイトの目指す方向性ではありません。ここでは誰もがテーマに入りやすいようなイントロのコツをお話します。

テンポは誰が決めるのか

イントロの重要な役割はテンポを出すことです。ではこのテンポはどうやって決めたらよいのでしょうか。例えばサックスなどフロントがいる場合、特にこのテンポで、という要求があればサックスさんがそれを知らせてくれます。もちろんピアノから『テンポはどうしますか』と聞いてもよいです。しかし大抵「Just Friends!」など曲名だけ言ってからリードをペロペロ舐めていることが多いです。その場合、テンポは100%ピアニストにゆだねられることになります。しかし、曲にはその曲に適したテンポがあります。まさかJust Friendsをテンポ40で演奏する人はいないでしょう。そこまで極端でなくても、ある程度の『暗黙の了解』があります。その暗黙の了解を理解するには代表的なこれらのアルバムを聞いて曲のテンポを掴んでおく必要があります。それも含めてイントロなのです。

曲のコード進行を利用する

いざテンポが決まった。さて何を弾こうか。当たり前のことですが、曲の最後の数小節を利用するのは常套句です。特に歌ものの曲などでは当たり前のように使われます。むしろ下手なことをするよりも、そちらの方が分かりやすくてよい場合(特に初心者ジャムセッション)が多々あります。

D7 G-6 G-6

枯葉の最後の4小節です。これをそのままメロディーを付けて弾いても問題ないのですが、多くのイントロは8小節からできていますので、それに慣れているフロント楽器の方は少々戸惑います。よってこれを8小節に延長してみます。

D7 G-6 G-6
D7 G-6 G-6

延長してみました。しかし、これなんか変ですね。どことなく平面的で間延びする感じがします。そこで思い切って変更します。

D7 D7
D7 G-6 G7

これは良くやるパターンです。そして注目すべきは最後のG7です。枯葉の始まりのコードはC-7です。これに対するドミナントセブンスコードとしてG7を置いてあげることでスムーズな流れができ、フロント奏者にもとても伝えやすくなります。

循環コードを使う

1-6-2-5や2-5-1-6を使うイントロも数多くあります。曲の出だしのコードがそのキーのトニックならば1-6-2-5の2回繰り返しで8小節バッチリ決まります。曲の出だしのコードがそのキーの2度ならば2-5-1-6のいわゆる逆循環を使うと同様の効果があります。

キーと1小節目

極論になりますが、イントロの作成に大事なのはその曲のキーと最初の1小節目のコードです。所見でこれらのコードを即座に判断するのは荷が重すぎます。普段から数多くの曲、もしくはあらかじめ曲を固定してからジャムセッションに行くのが良さそうです。エラそうなこと書きましたが、ちっぽけなプライドが邪魔して私はイントロが怖くて仕方ありません(笑。

興味をもたれた方はジャズピアノイントロ虎の巻をぜひ一読ください。良書です。ちなみに同じ著者の古いバージョン、めざせ達人!ジャズピアノのイントロ&エンディング1は、イントロのコード進行が度数表記で書かれているところはポイントが高いです。