Jazz & BLUES

歴史的にジャズのルーツはブルースです。たくさんジャズを聴くと分かってきますが、どのようなジャズの曲にもある種の『哀愁』が存在します。これはやはり根底にあるブルージーな魂がそうさせているのでしょう。よってこれからジャズを始める方には是非このブルースフィーリングを獲得してもらいたいと思います。

またフィーリングのみならずブルースを勉強することには様々な利点があります。具体的にはブルースのメロディを1つ知っていれば、あらゆるジャズの曲のアドリブ等に使うことができます。皆さんがいずれジャムセッションなどに参加するようになると、必ず『昔ロックバンドをやっていてジャズはよく知らない』というおじさんギタリストにたくさん出会います。そしておじさんたちはジャズを知らないにもかかわらず、初めてのジャズの曲でもなぜか『それっぽくアドリブ』できてしまいます。実はおじさんたちはその曲のキーに合わせたブルースフレーズを弾いているだけなのです。そしてなぜかカッコいいのです。

またジャズをやる人の中にはブルースが好きな人と嫌いな人に大抵分かれます。嫌いな人はブルースというと古い歌謡曲や泥臭いイメージを持っている人が多いです。たしかにブルースの曲は『My one and only love』や『Misty』などのしっとり系ジャズとは趣が異なります。しかしこれらのジャズを聞いていても、どこかジャズっぽい、艶のあるメロディの多くは実はブルースのメロディが使われています。

どうしてもブルースはやりたくない、というこだわりがない限り、これからジャズを始める人はブルースをひと通り勉強しておくことをオススメします。

役に立つ教材

BOOKのページでも紹介しているATN出版の

INTRO TO BLUES PIANOもしくは

ブルースを始めたいピア二ストのためのやさしいブルース・ピアノは間違いなく良書です。

同社のINTRO TO JAZZ PIANOはよりジャズに特化して書かれています。どちらも持っていて損はしません。

この1冊(もしくは2冊)はぜひ悪い癖のついていない初期の段階でやり遂げてほしいと思います。ページ数も少ないので初心者には最適です。

最後に

手っ取り早くブルースの音階などを楽しみたい方は当サイトのこちらを参考にしてください。そして、これは一番大事なことなのですが、ブルースフィーリングはどのようなメロディを弾いていても出すことができます。ブルーススケールを弾いていなくても、ドレミファソの音階を弾いていても、ブルースフィーリングを出せる人は出せます。これはジャズの最も重要なところであり、もっとも難しいところであります。これを読んでいる皆さんは実はブルースフィーリングを生まれつき持っている方かもしれません。どんな人でも必ず一度は傷つき、悩み、喜んでいるものです。それならばなおさらその原石を磨いてみましょう。