BEBOP SCALE

ビ・バップはいわゆるチャーリーパーカーを代表とするジャズの一つの形態です。

ビ・バップと対称的なのはモード奏法で、これはマイルスデイビスがパイオニアといわれます。Confirmationなどのビ・バップの曲はコード進行を極限まで細分化しており、それだけコードチェンジが慌ただしく、難解な曲といわれます。

ビ・バップには独特のスケールがあります。それをビ・バップスケールと呼びます。もちろんビ・バップのみならず、どんな曲でも使うことができます。

メジャービバップスケール

通常のメジャースケールに#5度を加えたものになります。

1ー2ー3ー4ー5ー#5ー6

このスケールは通常はメジャー6として扱います。つまりCメジャーならCM6という感じです。7度も使えるのですが、基本的には6度までになります。さらに方向性は下降系になります。

例:A-Ab-G-F-E-D-C

メリットはなにか

メジャービバップスケールで#5度の音を入れる最大の理由はダウンビート(拍のアタマ)にコードトーンを鳴らせるということになります。上記の例だと、8分音符で考えると、A,G,E,Cと、まさにCM6のコードトーンがアタマにくる形になりますね。例では6度スタートの音階ですが、他のコードトーンもしくはテンションスタートの場合でも、基本はコードトーンがダウンビートにくるように調整する形になります。

2-5におけるビ・バップスケール

ツーファイブにおけるビバップスケールは実は同じ音になります。ここでは特にドミナント7のビバップスケールを基準に考えます。

1ー2ー3ー4ー5ー6ーb7ー♮7ー8

例G7:G-Gb-F-E-D-C-B-A(下降系)

例を見て分かる通り、ドミナント7の場合はナチュラル7をいれます。そして便利なことにこのナチュラル7の音は2度マイナーでそのまま使えます。つまり、2-5においては共通の音使いをすることでビバップスケールが弾けるということになります。

例:Dm7におけるビバップスケール

D-E-F-F#-G-A-B-C-D

F#はG7のナチュラル7と同じ音。

このビバップスケール、使いこなせるようになると様々な場面で役に立つと思います。ビ・バップスケールについての著明な作者はDavid Bakerで彼のHow to Play Bebop 1 は必ず読んでおきましょう。英語ですが、基本的には音符が読めれば問題なくページを進められます。安いしページ数も少なくておすすめです。