EAR TRAINING 02

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準備編

耳コピには音源を再生できるプレーヤー、特に再生スピードを変えられるものが理想です。あとは採譜ができる方は譜面、そうでない方は録音機材などあれば良いかもしれません

現在は便利なアプリ、ソフトウェアが巷にゴロゴロしています。自分に合ったものを選べばよいでしょう。個人的にはAmazing Slow Downerがおすすめです。またピアノは利便性を考えると電子ピアノがおすすめです。音をとるだけなら32鍵のキーボードでも十分だと思います。

採譜と録音

コピーしたものを採譜するかについては自由に決めて良いと思います。ザ・ジャズ・セオリーの著者であるマークレヴィンはその書の中でこう述べています。『クラシックは譜面の音楽で、ジャズは耳の音楽だ』。彼的には採譜するぐらいならそのフレーズを暗記しろ、ということでしょう。暗記したものは忘れやすいので、採譜できる人は採譜、できなくても大まかな概要だけでもノートに書いておくと良いかもしれません。お気に入りの筆記用具を使うとアーティスト気分を味わうことができます(笑。わたしはファーバーカステルの9000番がお気に入りです。

コピー譜は必要?

世界的に有名なジャズミュージシャンならば代表的なアルバムもしくは曲目の完全コピー譜を入手することができます。これを利用すれば時間をかけなくても理論的に難しいフレーズや早いパッセージなど簡単に確認することができ、落ち着いて分析することもできるので大変便利なのですが、個人的にはそれでも時間をかけて耳コピする方が長い目でみれば、特にフィーリングの獲得の勉強になると思っています。そしてある種の楽しさもあります。いってみれば洋書を自分で翻訳しながら読むのと、和訳本を読むことの違いに似ています。わたしもたくさんのコピー譜を持っていますが、利用はあくまで自分の耳コピが合っているかの確認、そして苦手な和音の確認に使ってます。10年以上前に買ったWynton Kellyのコピー譜は今でも大事に持っています。しかし最近これらのコピー譜は絶版が多くて大変残念です。

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